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Endocrinology

内分泌内科

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体内のいろいろな臓器で作られているホルモンの量は、とても精密に調節されています。
そのホルモンが出過ぎたり、少なすぎたりした場合、またそのホルモンが効果を発揮するための対象臓器の異常があった場合に、「内分泌」の病気になってしまいます。
内分泌疾患は、特徴的な症状が少なく見逃されやすい疾患です。

主な疾患の種類

甲状腺の病気 / 副腎の病気 / 下垂体の病気

甲状腺の病気

「内分泌疾患」の中では、比較的頻度が高い疾患です。
「甲状腺」は、のどぼとけの下にあり、頭の中心にある「下垂体」という場所から分泌されるホルモンの情報から、
基礎代謝や成長、脂質・糖代謝に関わる「甲状腺ホルモン」を分泌します。
「甲状腺疾患」は、比較的女性に多く発症する傾向があります。

バセドウ病

バセドウ病とは

甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが出過ぎて働きが強く出る病気)の代表的な病気です。

バセドウ病における症状とは?

甲状腺が腫れる

頻脈(脈が早くなる)

手の指が震える

汗をかきやすくなる

たくさん食べるのにやせる

イライラする

疲れやすい

ときどき手足の力が入らなくなる

など

治療法

  • ・薬物療法
  • ・131l内用療法(アイソトープ療法)
  • ・手術療法

当クリニックの治療は、薬物療法となります。
手術療法、放射性ヨード内用療法が必要と判断された場合は、連携する医療機関にご紹介いたします。

橋本病・慢性甲状腺炎

橋本病・慢性甲状腺炎とは

甲状腺機能低下症の代表的な病気です。免疫の異常により甲状腺に炎症が生じて、甲状腺の組織が少しずつ破壊されてしまいます。甲状腺はほとんど腫れないものから、全体に腫れるものまでさまざまです。

橋本病・慢性甲状腺炎における症状とは?
橋本病・慢性甲状腺炎に
おける症状とは?

疲れやすい

気力が低下する

むくみ

寒がり

月経異常(不妊の原因になることも)

体重増加

動作緩慢

記憶力低下

便秘

など

治療法

  • 甲状腺ホルモンの補充

甲状腺腫瘍

甲状腺腫瘍とは

良性腫瘍、悪性腫瘍、腫瘍様病変(腺腫様甲状腺腫、のう胞)があり、しこりがあるだけで、ほかには何も自覚症状がないのが特徴です。超音波検査、CTスキャン、MRIなどの画像検査で、偶然発見されることも多いです。

治療法

  • ・良性と診断された場合は、原則的に治療ではなく経過観察
  • ・甲状腺のう胞では、たまった液体を注射器で吸い出しエタノールを注入する治療(PEIT) 転移を伴う悪性腫瘍では、放射性ヨード内用療法を行うこともあります。
  • ・放射線ヨウ素を内服して腫瘍を縮小させるアイソトープ療法

など
手術療法等が必要と判断された場合は、連携する医療機関にご紹介いたします。

副腎の病気

「副腎」は「腎臓」の上にあり左右2つあります。
頭の中心に位置する「下垂体」から分泌されるホルモンの情報により、主に4つのホルモンを分泌します。
「副腎疾患」は、その副腎ホルモンの分泌異常の疾患と結節(腫瘍)の疾患に分けられます。

原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症とは

副腎皮質から分泌されるホルモン「アルドステロン」が過剰に分泌される疾患です。

原発性アルドステロン症における症状とは?
原発性アルドステロン症に
おける症状とは?

高血圧

治療法

  • ・左右どちらかの片側の病変の場合は手術療法
  • ・左右両方の場合は薬物療法

クッシング症候群

クッシング症候群とは

副腎皮質から分泌される「コルチゾル」が過剰に分泌される疾患です。

クッシング症候群おける症状とは?

満月のような顔貌

躯幹中心の肥満体型

野牛肩

腹部の線状の赤色皮膚

高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などの合併

治療法

  • 原則、手術療法

下垂体の病気

「下垂体」は脳の一部で、鼻の奥に近いところにあって、小指の頭くらいの小さな内分泌臓器です。
「ホルモンの司令塔」とも言われ、甲状腺や副腎、性腺などの内分泌臓器をコントロールし、
成長ホルモン(GH)や抗利尿ホルモン(ADH)など多数のホルモンを出しているため、「下垂体」に腫瘍や炎症が起こると、さまざまな症状が出ます。
脳外科や眼科・婦人科・泌尿内科などと連携し、繊細な治療が必要になってきます。

対応可能な検査については、こちらをご覧ください。